ニューヨークの中秋の名月「ハーベストムーン」

摩天楼に浮かぶ満月に

 

収穫の祝いと感謝を込めてうだるような夏がすぎれば、徐々に空気が冷たくなって、ニューヨークもそろそろ秋の気配。高く澄み渡る空に、月がキレイに見える季節です。日本では「中秋の名月」と呼ばれる9月の満月ですが、アメリカでは「Harvest moon(ハーヴェスト・ムーン)と呼ばれます。

日本語で「収穫月」という意味で、秋の収穫に由来しているのだとか。この時期は、大切に育った様々な作物を神々に感謝しながら収穫する季節。
夏に比べて日没が早まるため、昔は、陽が沈んでからは月明かりを頼りに収穫に励んだことから、光をもたらす満月に敬意を表して名付けられました。
日本のお月見「中秋の名月」も、収穫のお祝いと感謝を込めて収穫した稲で作ったお団子や、芋、かぼちゃなどを神様にお供えします。
アメリカでは、日本のようなお月見はありませんが、どちらも同じ意味で月を眺めていたんですね。

 

 

 

摩天楼の夜景を見ながらニューヨークでお月見を

 

ニューヨークには、多くの夜景スポットがありますが、中でも月とのコラボが楽しめるのが「ジャージーシティ・エクスチェンジプレイス駅」付近。
この場所から眺めるミッドタウンからのダウンタウンは絶景で、ダイナミックなマンハッタンの夜景が一望できます。
駅周辺には、ベンチが置かれた遊歩道が整備され、安心してお月見と夜景ウォッチングが楽しめるのでオススメです。