ニューヨーカーのワイナリー事情
ニューヨークにあったアメリカ最古のワイナリー
アメリカワインといえば、カリフォルニアだけではありません。ニューヨークもワイン造りが盛んなことをご存じでしょうか。大都会マンハッタンを一歩出ると、大自然に囲まれた広大な土地が広がるニューヨーク。

実は、東海岸で最大のワイン生産地なのです。とくに、ハドソンバレーの内陸部にある「ブラザーフッド」は、今も営業を続ける老舗ワイナリー。創業はなんと1839年で、アメリカ最古といわれています。
ロングアイランドは、「アメリカのボルドー」
そんなニューヨークワインの各産地のひとつがロングアイランド。最初の苗が植えられたのが1973年で歴史は浅いものの、その発展は著しく、近年、世界的な賞を取るほど美味しいワインが醸造され世界から注目を集めています。

その土壌と気候がフランスボルドーの海洋性気候に似ていることから「アメリカのボルドー」ともいわれています。また、西海岸に比べると小規模で「ブティックワイナリー」と呼ばれる家族経営のところが多いのも特徴です。
製造過程にこだわったものやオーガニックのものなど、それぞれが個性的なワインを目指して努力を続けている生産者が多く、舌が肥えたニューヨーカーを驚かす刺激的なワインが生産されています。