ニューヨーク流「母の日」の過ごし方
5月の第2日曜日はすべての母へ感謝を
5月の第2日曜日は「母の日」。これは、日本と同じです。ただ、日本の「母の日」は、“子が母へ”感謝をする日のイメージですが、こちらでは“すべての母に感謝をする日”の意味が強く、“夫から妻へ”、“孫から祖母へ”など、さまざまな関係で感謝を伝える日となっているようです。
カーネーションは100年前のアメリカが起源
現在のような「母の日」が行われるようになったのは、20世紀初頭。アメリカのアンナ・ジャーヴィスという女性がきっかけでした。彼女は、苦労して育ててくれた母親の命日に、たくさんの白いカーネーション(花言葉:亡き母を偲ぶ)を教会へ手向けました。これが参列者に大きな感動を与え、全米へと広がっていきました。その日は、5月の第2日曜日。1914年、ついにアメリカ議会がその日を「母の日」と定め、国旗を掲げて母に感謝を示すようになったのです。
「母の日」は母と一緒にゆっくり過ごす
ニューヨークでも「母の日」は、いつも家族のために頑張ってくれる母を労う日。ランチクルーズやピクニック、ミュージカル観劇などに一緒に出掛けて、ゆっくり過ごしてもらうことが多いようです。離れて暮らしている場合は、お花とカードを贈るのが定番。この時期、市内のカード屋さんには、“MOM”、“Mother”の文字で溢れ、ピンクや赤などカラフルでとても可愛いカードが並びます。毎年くる「母の日」。今年は、ニューヨーカーのように花に可愛いカードを添えて、お母さんやお祖母さんにも感謝の気持ちを伝えてみるのはいかがでしょうか。