ニューヨークの「タータンデーパレード」
スコットランドの伝統行事がNYCに登場
長く厳しい冬が終わり、ニューヨークもようやく春の陽気が漂う4月。この時期から、様々な屋外イベントがスタートします。今回は、4月の第1土曜日に開催されている「タータンデー」を紹介します。スコットランド人のアメリカへの貢献とスコットランドの伝統を祝う日として、1998年に米国上院が公式に認定しました。メインイベントは「タータンパレード」。6番街45丁目から55丁目まで北上するパレードで、伝統のタータンチェックに身を包んだバグパイプの凛々しいマーチングバンドが練り歩く姿は圧巻です。
タータンチェックはスコットランドの家紋
タータンとは、実はチェック柄の名前ではなく、日本で言うところの家紋を意味します。日本では平安時代から先祖代々伝わる家紋ですが、タータンも16世紀から17世紀頃にハイランド地方(スコットランドの一部)の衣装として使用されていました。現在は、家柄を表すものもあれば特定の地域や会社など(日本では百貨店のショッピングバッグが有名)に関係するパターンもあり、様々な種類が存在するそうです。
何百人もの行進者、ソーセージの屋台、ダンサー、スコットランドに捧げられた山車などが参加して盛り上がるニューヨークのタータンデーパレード。6番街がスコットランドタータンに染まる1日をあなたも体験しませんか。