「セント・パトリック大聖堂」に初詣

 

アメリカで最も大きなカトリック教会のひとつ

毎年、新年を迎えると行きたくなる初詣。日本なら、明治神宮など大きな神社やお寺に大勢の人が集まりますね。ニューヨークでは、さしずめ「セント・パトリック大聖堂」ではないでしょうか。ニューヨーク五番街の中心、ロックフェラーセンターの向かいに位置する巨大なセント・パトリック大聖堂。19世紀に建設され、白い大理石をふんだんに使ったデザインはジェームス・レンウィックによるもので、ネオゴシック様式の大聖堂としては北米一の大きさを誇ります。2015年、延べ3年を費やした大改修を終え、さらに新しく美しく生まれ変わりました。

 

 

 

五番街の喧騒が嘘のような荘厳な空間

教会に一歩足を踏み入れると、そこには大都会の喧騒とは無縁の神聖な空間が広がります。入口を入ってすぐの突き抜けるような高い天井に、「薔薇の窓」といわれる有名なステンドグラス、7855本の巨大なパイプオルガンは息を呑むほど。また、教会の奥には、有名宝飾店ティファニーがデザインした豪華な黄金の主祭壇をはじめ、通路の両側にも20の祭壇が設置されています。また日曜日にはミサも開催されており、パイプオルガンの演奏や賛美歌などを聴くことができます。

 

 

 

 

新年最初の日曜日、ニューヨークに滞在しているなら、初詣のような気持ちでミサに参加してみてはいかがでしょう。喧騒とはかけ離れた厳かな空間にいるだけで、心が洗われるような気持ちになり、元気をもらえるに違いありません。